毎年、文部科学省からは実にさまざまな調査データが公表されます。その中で最も注目度が高いのは、例年10月に公表される「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」です。通称「問題行動・不登校等調査」とも呼ばれるこの調査は、いじめや不登校、暴力行為などの重要課題を実にさまざまな角度から調査しています。
そして、この調査の最新データは、教員採用試験の筆記試験で出題され、さらには論作文や面接の回答にも役に立ちます。本特集では、最新の調査結果をグラフや表を用いて紹介するとともに、試験で問われる「要所」を解説していきます。